引っ越しの荷造りをしていると、多かれ少なかれ不用品は出てきます。
大きめの家具や使わなくなった家電は、不用品回収サービスに依頼すると処分がスムーズです。

引っ越しの予算やスケジュールを考慮しながら、自分に見合った不用品回収サービスを選べば引っ越しも進めやすくなります。

今回は、引っ越しのときに出た不用品の回収方法や注意点について解説します。これから引っ越しを予定している方は、不用品回収について知るためにぜひご覧ください。

引っ越し時の不用品回収の方法は?ポイントと注意点も解説

引っ越しの中で不用品回収を行うタイミングについて

引っ越しの不用品回収は、荷造り作業をすべて終えて引っ越し先に向かう前に済ませると効率的です。

引っ越しの1ヶ月前から準備を進めて回収方法も決めておくと、引っ越し直前になって焦りにくくなります。
できるだけ荷物を軽くして引っ越しをするためにも、余裕を持った準備が大切です。

自治体に不用品回収を依頼する場合は、あらかじめ回収券の購入や粗大ゴミ回収の申し込みをしておきます。
自治体ごとに回収スケジュールや場所が違うので、事前の確認が必要です。

不用品回収を行う方法

引っ越し時に出た不用品回収・処分を行うには、主に下記のような方法があります。
回収してほしい物のサイズや量・品目をよく見て、それぞれに合った方法で回収してもらえるようにするのが大変重要です。

● 民間のリサイクル業者に依頼する(リサイクルショップ・買取専門業者など)
● 自治体で行っている粗大ゴミの回収に出す
● 不用品回収に対応している引っ越し業者へ頼む
● 知人・友人に譲る

この章では、それぞれの方法について解説していきます。

リサイクルショップや買取専門業者に持ちこむ

不用品をまとめて買い取ってもらい、荷物を軽くする方法もあります。
受け取った買取金額は、引っ越しの費用にあてられるので便利です。
ただし、リサイクルショップや買取専門業者はあくまで商品として値打ちのあるものしか扱いません。

あきらかに使えそうにない物は、不用品回収サービスに出せば早めに処分ができます。
買取に出せそうな品物があれば、一度にまとめて買取に出すのが効率的です。

自治体で行っている粗大ゴミの回収に出す

自治体の粗大ゴミ回収を利用するためは、Webや電話で申し込みをして、コンビニなどで専用の券を購入しておく必要があります。
自治体によって粗大ゴミ回収のスケジュールは異なるので、事前にチェックしておきましょう。

家まで回収に来る場合と、回収場所が指定される場合があります。
回収場所が家以外だと、自力で物を運ばなければなりません。
また、回収料金も自治体によって違うので注意が必要です。

不用品回収に対応している引っ越し業者へ頼む

オプションサービスで、引っ越しと同時に不用品回収を行っている引っ越し業者もあります。
日本通運やサカイ引越センターなど、大手の引っ越し業者が主に行っているのが特徴です。
引っ越しで出た不用品のリサイクルがメインですが、不用品の買取を行う業者もあります。

引っ越しと不用品回収を同日に終わらせたい方は、不用品回収対応の引っ越し業者に依頼しましょう。
業者によっては対応不可エリアもあるので、申し込む前に調べておく必要があります。

知人・友人に譲る

知人・友人・親戚に譲れそうな不用品があれば、処分せずに譲って再利用してもらうのも方法の一つです。
しかし、あまり無理やり譲ろうとすると「ありがた迷惑」と捉えられる可能性もあります。

無理のないように、「可能であれば譲る」形をとればトラブルを防ぎやすくなります。
もし誰かに譲りたいものが出てきたなら、慎重な姿勢で引き取りが出来るか聞いてみましょう。

不用品を専門業者へ処分・回収依頼するときの注意点

不用品回収は引っ越し以外でも役に立つサービスですが、回収サービスを利用する際には下記のような注意が必要です。
悪質な不用品回収業者によるトラブルを防ぐために、しっかりと下調べをしておきましょう。

● 料金体系が明確かどうか確認する(無料の不用品回収業者に注意する)
● 処分やリサイクルに関する資格を持った業者を選ぶ

この章では、それぞれの注意点について解説していきます。

料金体系が明確かどうか確認する

まず初めに、会社のホームページで料金体系を明確に掲載している業者か確認しておくのが重要です。
特に「無料の不用品回収」を謳っている会社は、場合によっては悪質業者の可能性もあります。

まずは会社の不用品回収の実績を調べて、信用できる業者かどうかをチェックしてから選びましょう。
悪質な業者に依頼をしてしまって、過度な料金請求や不法投棄の被害に遭った例もあるので、業者選びでの下調べは非常に大切です。

処分やリサイクルに関する資格を持った業者を選ぶ

古物商許可・産業廃棄物収集運搬・遺品整理士など、不用品回収の業者には関連資格が必要です。
過去の実績が多くて資格を持っている業者を選べば、安心して不用品回収の依頼ができます。

会社のホームページを見て、一般廃棄物収集運搬業許可の認可番号と保有資格をよく確認し、不用品回収サービスを選ぶと安全です。
後々のトラブルを未然に防ぐためにも、料金体系や資格はよく確認しましょう。

まとめ

引っ越しの不用品回収は、引っ越しをする約1ヶ月ぐらい前から計画的に行うとスムーズにいきます。
回収してほしい品目・不用品回収にあてられる費用・スケジュールを総合的に見て、利用しやすい回収サービスを選択するのが大切です。

不用品回収業者に申し込む際、関連資格と実績があって料金体系も明確な業者かどうかを事前にしっかり調べておきましょう。
優良かつ信頼できる業者を選べば、引っ越しも不用品回収も気持ちよく行えます。