「家がゴミ屋敷となってしまい、どこから手をつければよいのかわからない」
「ゴミ屋敷の掃除の仕方を知りたい」
こんな悩みを抱えていませんか?

ゴミ屋敷を一度作ってしまうと、掃除はとても厄介です。
どこまで自力で掃除できるのかも、知りたいポイントですよね。
この記事では、ゴミ屋敷の掃除の仕方や自力でできる範囲、業者の選び方を解説します。
ゴミ屋敷の掃除の仕方を知りたい方は、ぜひご覧ください。

ゴミ屋敷の掃除の仕方5ステップ!業者に頼る基準やポイントも紹介

自力でゴミ屋敷の掃除を行える3つの基準

ゴミ屋敷には自力で掃除が行える場合と、業者の手を借りないとならない場合があります。
こちらでは、自力で掃除ができるゴミ屋敷の基準を3つ紹介します。

1. 家の広さが3DK以内である
2. 水回りを問題なく利用できる
3. 通常通りに生活できる

ゴミ屋敷を自分で掃除したい方は、ぜひ参考にしてください。

1.家の広さが3DK以内である

家が広ければ、それだけゴミの量が増えます。
ゴミ屋敷に蓄積されているゴミの量はケースバイケースです。
一般的には、1R~1LDKで650kg前後、2DK~3LDKでは1,600kg前後といわれています。

これほど大量のゴミを個人で仕分け、処分するには膨大な時間と労力が必要です。
したがって、3DKを超える広さの家がゴミ屋敷になっている場合は、業者に片付けを依頼しましょう。
家の大きさが3DK以内であれば、人数次第では自力で掃除できる場合もあります。

2.水周りを問題なく利用できる

トイレ・浴室・キッチンなどの水周りが使えている場合は、家中のゴミも自分で片付けられる可能性が高いでしょう。
逆に1Rであっても水周りが機能しないほどゴミが溜まっている場合、個人で片付けられる量を超えています。

また、水周りが使えない場合のゴミは不潔なものも多く、不用意に片付けると感染症
の危険もあります。

3.通常通りに生活できる

住人が問題なく生活できるレベルであれば、個人で掃除が可能です。
一方で、以下のような場合は、狭い部屋でも個人で掃除するは難しいので、業者に依頼しましょう。

● 家の天井までゴミが積み上がり庭やベランダまではみ出している
● 害虫・害獣が発生していて近所から苦情が来ている
● 悪臭が酷く、不潔なゴミが多数ある

ゴミ屋敷の掃除の仕方5ステップ

ゴミ屋敷は、やみくもに掃除をしても片付きません。
ここでは、ゴミ屋敷の掃除の仕方を5つのステップで解説します。

1. 計画を立てる
2. 必要なものを準備する
3. 分別しながらゴミ袋に詰める
4. ゴミ袋を処分場に運搬する
5. 丁寧に清掃を行う

順番に見ていきましょう。

1.計画を立てる

ゴミ屋敷を掃除するには、まず計画を立ててください。
計画を練る際は、以下の内容を盛り込みましょう。

● 掃除に参加できる人数を集める:人数が多い方が早く片付く
● ゴミを処分場に持ち込めるか確認する:処分場に持ち込めれば、ゴミ処分も簡単
● 実行期間:1日で片付かない場合は、どの部屋をいつ行うか決める
● 業者への依頼:自治体が回収できないゴミを引き取ってくれる業者

ここまで計画を立てておけば、ゴミ屋敷の掃除が効率的に行えます。

2.必要なものを準備する

計画を立てたあとは、掃除に必要なものを準備しましょう。
具体的には、以下のようなものが必要になります。

● ゴミ袋:自治体指定のものを最低でも100枚は用意する
● 軍手・ゴム手袋:1人につき2~3個ずつ用意して使い捨てる
● 自動車:ゴミを処分場に運ぶための軽トラックやワゴン車を用意する
● ブルーシート:自動車の荷台にしくと汚れない
● マスク:掃除をする人数×5程度準備する
● 貴重品回収袋:リュックやウエストポーチを用意する

掃除する服装は長袖・長ズボン、必要ならば髪も帽子で保護します。

3.分別しながらゴミ袋に詰める

ゴミを分別しながら袋に詰めていきます。
ゴミ屋敷の中にあるものは、基本的にすべて捨てるようにしましょう。
問題なく使えるように見えるものでも、臭いや汚れが染みついている可能性があるためです。

しかし、以下のような貴重品はなくさないように気をつけてください。

● お金
● 貯金通帳
● スマホ
● ハンコ

4.ゴミ袋を処分場に運搬する

ゴミを仕分け終えたあとは、溜まったゴミ袋を処分場に運搬します。
ゴミ屋敷を掃除すれば、一杯になったゴミ袋が100枚以上出るでしょう。
20〜30袋溜まったら、準備した自動車で処分場に運んでください。

自動車が手配できない場合や、ゴミ処分場に運べないと場合は、ゴミの収集だけ業者に依頼しましょう。

5.丁寧に清掃を行う

すべてのゴミを片付けたら、やっと通常の掃除ができます。
掃除機をかけて汚れを拭き取りましょう。

なお、この作業だけは別の日にしても問題ありません。
ここまで手が回らない場合は、ハウスクリーナー業者に依頼する方法もあります。
大掃除が済んだら、ゴミ屋敷の掃除は終了です。

ゴミ屋敷の掃除は業者を頼るのも一つの手

ゴミ屋敷を掃除するのは多くの手間と時間がかかります。
自治体では処分できないゴミが多数ある場合は、処分業者を探すだけでも大変です。
自分だけでは手に負えないと思ったら、可能な限り早く業者に依頼しましょう。

費用が数万円~100万円近くかかるデメリットもありますが、ゴミの運び出しや処分、掃除まですべて任せられます。
また、業者によっては家のリフォームや取り壊しまで請け負ってくれるので、困りごとがあれば相談してみましょう。

ゴミ屋敷の掃除を請け負ってくれる業者は多くありますが、優良な企業を選ぶポイントは以下のとおりです。

● 大きくの実績がある
● 相見積もりを嫌がらない
● 下見をしたうえで見積もりを出してくれる

なお、ゴミ屋敷の片付け費用は業者や広さ、ゴミの種類や量によっても異なります。
以下にゴミ屋敷の掃除を業者へ依頼するときの相場をまとめました。

       屋の広さ 費用相場
 1R~1K 3万5,000円~
 2DK~3DK 10万円~16万円
 3LDK以上 18万円~

費用の相場を把握したうえで、業者へ見積もりをお願いしましょう。

まとめ

家がゴミ屋敷となってしまった場合、自力で掃除するための基準があります。
部屋が3DKより狭かったり水回りに問題がなかったりする場合は、自力で掃除を行えるでしょう。

自力で掃除ができると判断した場合は、準備物やステップを理解してから実行してください。

対して、1Rでも天井までゴミがあって生活ができないのであれば、自分で掃除をするのは不可能といえます。
ゴミ屋敷は早めに掃除をするほど家へのダメージが少なくなるので、早めに業者に相談しましょう。