最近では終活ブームが起きていて、早くから生前整理を行う方も増えています。
このコラムでは、生前整理を行う場合のデメリットについて探り、メリットも含めて詳しく解説します。
そろそろ生前整理を始めた方が良いと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

生前整理を行う事にデメリットはある?メリットについても解説!

生前整理とは

生前整理とは終活の1つで、自分がまだ生きているうちに家財や身辺を整理する事です。
具体的に行う事を、以下に記載します。

不用品を処分する

生前整理の主な作業は、不用品の処分です。
家財を整理するといってもまだ生きているわけなので、必要な物は当然ながらとっておきます。

やみくもに使用していない物を処分するのではなく、この先もう使わないと思われる物だけを整理していきましょう。
生前整理を始める年齢によって処分すべき物は変わるのが特徴で、まずはゆっくり必要な物とそうでない物を仕分けする事から始めましょう。

貴重品を整理する

貴重品を整理する事も、生前整理の大事な作業です。
まずは、所有する財産のリストを作成して、それを誰に遺すかを考えましょう。

エンディングノートを作成する

終活を開始する時には、最初にエンディングノートを作成する事をおすすめします。
何を書くかについて決まりはないので、自分が亡くなった後にどうして欲しいか記載しても良いし、死ぬまでにしたい事を記しても良いでしょう。

遺言書を作成する

遺言書を作成する事も、生前整理の作業の1つです。
エンディングノートには法的効力がありません。
しかし、遺言書にはそれがあり、誰に何をどのように相続させたいかを記載できます。

生前整理を行う3つのデメリット

ここでは、生前整理を行う主なデメリットを3つ紹介します。

1.労力や手間がかかる

生前整理を行うのには、労力や手間も時間もかかってしまいます。
高齢になってから始めると、荷物の量が多く体に負担がかかり、途中で嫌になってやめてしまう方も少なくありません。

無理をすると腰を痛めて病院のお世話になる可能性もあるので、家族の協力も仰ぎながらゆっくりと作業を進める事をおすすめします。
一度に荷物を片付けようとしないのがポイントです。

2.作業が思うように進まない

生前整理を始めると、忘れていた古いアルバムや思い出の品がいろいろ出てきて、作業が思うようにはかどらなくなる事も多いです。
思い出の品をじっくり眺めているうちに、どれも捨てられなくなってしまうケースがあります。

時間をかけてゆっくり荷物を整理する事は生前整理の大事なポイントですが、思い切って不用品を捨てる覚悟も必要です。
本当に必要な物だけを残すようにして作業を進めていきましょう。

3.費用がかかる

不用品の中には一般のゴミに捨てられない物も多く、費用がかかってしまいます。
また、遺言書を作成してもらうために、弁護士や司法書士などに依頼しても費用がかかります。

荷物が多くて自分で対処できないと専門業者に依頼する方も多いですが、その場合も費用がかかります。
業者に依頼する場合は複数社から見積りをとって、料金を比較する事で費用を抑える事ができます。

生前整理を行う3つのメリット

ここでは、生前整理を行う事で得られる主なメリットを3つ紹介します。

1.家族の遺品整理の手間を軽減させられる

生前整理をする事で、自分が亡くなった後で家族にかける遺品整理の負担を大幅に軽減させられます。
亡くなる前に完全に遺品をなくす事は難しいので、ある程度の負担はかけてしまいますが、あらかじめ整理しておくと、自分が思っている以上に家族は助かります。

遺品整理を業者に依頼する場合は、大きな家に住んで荷物が多いと相当な費用がかかってしまいます。
中には100万円以上かかったというケースもあるので、生前整理をしておけば家族に費用面でも負担をかけなくて済みます。

2.相続トラブルを回避できる

生前整理で財産の分配を決めておけば、家族の相続トラブルを回避できます。
特に財産が多くある場合は、大切な家族が争いを起こす可能性も高くなります。

年齢を重ねるごとに、病気で倒れたり動けなくなったりする確率が高くなるので、財産が多くある方ほど早めに遺言書を作成しておく事をおすすめします。

3.生活環境を改善できる

生前整理を行う事で、自分の生活環境を整えられるメリットも生まれます。
歳を重なれば荷物がどんどん増えていきますが、そうなると掃除もしにくくなり、家の中にカビや菌が繁殖する可能性が高まり、不衛生が環境を作りやすくなってしまいます。

生前整理で荷物を減らせば、家の中の風通しも良くなり、自然に衛生的な環境が整います。
また、家の中の荷物を減らせば、高齢になった時に物につまずいて転倒するリスクも軽減させられます。

生前整理を業者に依頼するメリット

生前整理を業者に依頼すると費用はかかってしまいますが、自分では気づいていなかった不用品の仕分け方法や、上手な進め方なども教えてもらえるなどもメリットがあります。
生前整理を手伝ってくれる業者の中には、不用品の買取にも対応しているところも多いため、高額な品があれば生前整理の費用を抑える事も可能です。

また、生前整理を行っている業者の多くは遺品整理にも対応している事から、形見分けの相談や、自分が亡くなった後の遺品整理の相談にも乗ってもらえます。

当社は遺品整理も生前整理も行っていて、あらゆる相談に無料で乗っております。
さまざまなサービスを提供しておりますので、どうぞお気軽にご連絡ください。